他人からの子育てアドバイスはそのまま鵜呑みにしてはいけない

ビジネススキル

生存者バイアスから考える子育てアドバイス

生存者バイアスという言葉をご存知でしょうか?

そもそもバイアスとは偏った意見や思想に対して使われます。バイアスについては今後、詳しく紹介する予定です。

生存者バイアスとは、うまく行った結果だけを信じてしまい、それ以外の失敗を見過ごしてしまっている現象を言います。

そのため、色々な情報やデータを検討しないまま意見を採用したり、意思決定を行ったりするため、失敗する可能性が高くなりやすいのです。

身近な例として、

「俺は体罰で育てられて、スポーツで良い戦績を出すことができた」

「だから、俺は君達を指導する時に体罰をする」

みたいな理論です。

この指導者にとって、体罰は気合が入って競技の成績が上がるものだったのでしょう。

しかし、この体罰が苦痛で心が折れて辞めたり、恐怖のあまり十分なパフォーマンスが発揮できなかった選手の方が多かったかもしれません。

そういった体罰で辞めた選手の意見は、ここでは聞くことができないため、体罰に肯定的な意見しか聞くことができません。


育児に関しても「私はこの様に子育てした。」「躾はこうしたら良い」「習い事はこれが1番」などと、周りからのアドバイスを聞いた時や、ネットの意見を見た時も、安直に「この様にしなければならない」と、思わずに、「この様なケースもある」と、意見の一つとして捉える事が大切です。


もちろん、アドバイスをくれた人に悪気が無いケースも多いので、感謝の気持ちを伝えるのは大切です。


子育てする自分にとっても、子供にとっても、ベストな選択やタイミングがあるので、色々なアドバイスは参考にしつつ、最後は子供と選ぶのが1番良いと考えます。

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